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渡辺 光男; 前田 裕司
Journal of Nuclear Materials, 133-134, p.800 - 804, 1985/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.02(Materials Science, Multidisciplinary)超電導マグネット用絶縁材であるGFRP積層材を、5Kで原子炉照射を行い沿層方向と貫層方向の寸法変化および回復過程を測定した。寸法変化の測定は交流レシオブリッジを使用してキャパシタンス法で行った。4.510Radの照射量に対して、貫層方向の寸法変化(l/l)は、2.310であった。この値は純Alの照射による寸法変化と比べて40倍であり、また銅の室温と4.2Kの間の熱収縮の値の約70%になる。寸法変化は異方性があり、貫層方向は沿層方向に比べて2.7~3.7倍の大きい変化を示した。貫層方向の照射後の寸法変化は200Kまでは回復し、それ以上の温度では大きな逆回復(長さが増加する)が現われた。照射によって生した寸法変化のマグネットに対する機械的?乱(絶縁材料のスリップ、はく離、クラック等)への影響および逆回復について議論した。
渡辺 光男; 前田 裕司
低温工学, 19(6), p.385 - 393, 1984/00
核融合炉用超電導マグネットは液体He温度で高電磁力応力下で高速中性子および線を受ける。構成材の一つである有機絶縁材は、放射線に敏感であり大きな寸法変化が予想される。しかし今まで低温照射を行い寸法変化を測定した例はない。我々は有機絶縁材であるGFRP積層材を5Kで原子炉照射を行い寸法変化を測定した結果、・t:1.210n/cm照射で?l/l=0.3~2.310の大きな寸法変化をしていることが解った。この寸法変化は有機絶縁材の破損やマグネットに対して擾乱(スリップ,はく離,クラック等により)をまねく等、核融合炉用超電導マグネットの性能に重大な影響を与える。本報では5K原子炉照射したGFRP積層材の寸法変化の測定法,測定結果について述べ、これらの寸法変化がマグネットに与える影響について考察した。